メバルの火取り
新鮮なメバルを久しぶりに刺身でと思いつつ、本でレシピを見ていたら何やらそそるものを見つけました。「火取り」って書いてあります。読み方は「ひとり?」、それとも「かとり?」(^^ゞ
まぁ読み方はともかく、作り方のほうを。
メバルは3枚におろして、腹骨をすき取ります。今回のレシピでは皮は引きません。そして氷水を用意します。
3枚におろしたメバルには、金串を2~3本打ちます。もし金串がなければ、焼き網でもいいですが、皮目に火を入れたときに丸まりますので、その天だけ注意すれば、大丈夫だと思います。
ガスコンロ(魚焼きグリルでは両面焼けてしまうので、ダメです)で串を打ったメバルの皮面だけを炙ります。次第に皮がパチパチと音がして、ほんの少し焦げ目が付く程度に皮目全体を炙って、すぐに串をはずし、氷水にとって粗熱を取ります。粗熱が取れたら、ペーパータオルなどで表面の水気を拭き取り、普通の刺身よりやや厚めに造ります。
もとのレシピでは、ワサビ醤油でとありましたが、ワサビ醤油とポン酢で食べ比べたところ、どっちも甲乙つけがたく、美味しくいただけました。炙った皮目のプリプリしたゼラチン質の食感とメバルの身のシコシコした食感の取り合わせも面白く、皮まで使うので皮を引くという面倒な工程もなく・・・^^;
皮まで美味しく、なおかつ刺身でというある意味と~っても贅沢な食べ方だと思います。余裕があれば、釣りたてのまだ生きているやつを活け締めにして造ったら、もう最高じゃないでしょうか。
普通のメバルの刺身と半々で食べ比べてみても楽しそうですね。きっと「同じ魚?」ってくらい異なる食感と味が楽しめること請け合いです。
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