アジとミョウガの酒盗あえ
アジだけに、味のわかる酒飲みにお勧めな一品。
だが……難点が一つある。それは材料に「酒盗」なるカツオの(内臓の)塩辛を使うため、少々材料がレアである。今回、たまたま相方が高知に出張に行ったので、手許にあった。甘口と辛口と二種類あったが、酒盗あえには迷わず「辛口」をチョイスした。こちらは塩とカツオだけで作られており、そのまま食べるとかなり塩辛い(ゆえに「酒盗」か?)が、あえるには余計なものが混じらない分最適である。
さてアジは普通にタタキの要領でさばいておく。ミョウガはアジ(中~大)一尾に対し、二本ほどを千切りにしてスタンバイしておく。
いよいよ酒盗の出番だ。大さじ2ほどの酒盗を包丁で存分に叩く。酒盗に入っている内臓はかなり歯ごたえがあるので、会える場合はよ~く叩くのが基本(らしい)。酒盗大さじ2を叩いたものに酒大さじ1を加え、レンジで一度温める。このあたりは参考にしたレシピ通りだが、好みで醤油なんかを少々加えてみるのも良いかもしれない。
一度温めた酒盗を十分に冷ましてから(冷蔵庫で冷やせばてっとり早い(^^ゞ)、準備しておいたアジ、ミョウガとあえる。最後にお好みでネギの小口をぱらりで出来上がりだ。もちろん醤油とかなしに、酒盗で旨くなったアジをそのまま楽しむのである。
あとは食べるだけ。確かにこの味、酒が進むなぁ~(笑) さすが「酒盗」の名を冠するだけのことはある。アジはカツオで旨くなる!
本来はカツオの身であえるらしいが、そこはオレ流アレンジってことで。アジでも相性バッチリですよ
この料理の評価(満点:星5つ)
★★★★★
最近満点(★5)を乱発している感があるが、素直に旨い。ミョウガの清涼感も夏らしく、きりっと潔い酒盗の塩っけ&コク・風味は大人の夏の料理だ!
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