胡麻サバwith茶漬け
最初にお断りしておくが、タイトルの「胡麻サバ」は、いわゆるマサバ、ゴマサバといったサバの種類に言及しているのではない。れっきとした(福岡地方の)料理の名前である
また重ねてお断りしておくが、この料理はサバを
生で使う関係上、釣りたてのサバ以外を使用することは、全く以ってお奨めしない。この記事を参考に作った結果、お腹が痛い(;`∀´) とか、下痢になった~│◎ ◎│Ψ ピガーガー・・・なんてことになっても、当方は一切その責任を取れないので、悪しからず
さて大事な前置きを書いたところで、作り方だが、とりたてて難しいことはない。醤油と酒とみりんを4:1:1の割合で調合する。今回の場合、醤油200ccに対して、酒とみりんを50ccずつ使った。甘さを抑えたいならみりんを控えめにする等、微調整は作る方の好みでよいと思う。またタレにショウガのすりおろしやワサビを入れるって方法もあるらしい(今回は入れていない)。その辺もお好みで。食べるときに添えるってやり方もある(今回はこっち)。
そこにいり胡麻(白胡麻使用)を一掴み入れる。できればいり胡麻は、かるく包丁で切り胡麻にしていれると尚良い。これでタレは出来上がりである。早く言えば、サバで作るヅケってことになるだろう。
サバは、三枚におろして、腹骨を取ったら皮も引いて、5mm程度の削ぎ切りにする。切ったそばから、づけだれの中に放り込んでいけばよい。
すべての身をタレに漬け込んだらそのまま冷蔵庫で漬け込む。この漬け込む時間だが、参考にした作り方によってまちまちで、15分~6時間というかなりの開きがある。私の場合は、多分3時間くらい。これで十分に(いや、少々漬けすぎた・・・)味がしみこんでいる。多分1時間程度で十分な気がするが、この辺りも好みってことになろう。
なんだか「好みで」ばっかりで恐縮だけれども、何分私にとっても初挑戦であり、勘を頼りに作っているのでご勘弁願いたい まぁ勘で作ってもそれなりに美味しい料理であることだけは、自信を持って言える。
漬け込んだ胡麻サバを器に盛ったら(タレごと盛り付けるのが良い)、今回は上に大葉の千切りとワサビを添えてみた。生のままのサバは、身がとろ~っと溶けそうな感じで、本当に旨い。福岡の名物料理になることも頷ける。サバの面目躍如といった感じがする。
結構味が濃いので、どんなお酒にも合いそうである。最初はビールだったが、結局冷酒まで逝ってしまった・・・
さて胡麻サバで、一杯やった後は更なるお楽しみが待っている。胡麻サバが旨すぎて、酒の肴で全部食ってしまった・・・という方は諦めるしかないのだが・・・ それをガマンして、是非お楽しみの方にもトライしていただきたい。
酒の締めと言えば「お茶漬け」である。熱々のご飯の上に、胡麻サバを乗っけて、さらに熱々のお茶を注げばよい。これがまたとんでもなく旨いのだ。
今回は相方が気を利かせて、飲んでいる間、昆布を水に浸けておいてくれた。この昆布の水出しを温めたものをお茶の代わりにかけたので、更に旨かったのだろう。胡麻サバに十分味が染みているので、ダシ(あるいはお茶)には味をつけなくとも良い。お茶でほんのり白くなり、づけだれが染み出したお茶漬けは、酒の〆を至福の時間にしてくれること請け合いである。ワサビとネギの小口を添えて、召し上がれ。
この料理の評価(満点:星5つ)
★★★★★
文句なしに( ゚Д゚)ウマー
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